ペットの病気では、「皮膚病」が一番多いと聞きますが、みなさんの大事なワンちゃんや猫ちゃんは、大丈夫でしょうか?
また、最近はアレルギーの動物が増えているという話もよく耳にします。
そこで人と同じようにこのコーナーでは「ペット用のシャンプー」について考えてみました。 |
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動物用のシャンプーは、規制対象外のため、取り締まる行政の管轄がはっきりしていません。
効能をうたっているものについては、農水省の管轄で動物医薬部外品に相当され、監視指導のもとで承認を取る必要がありますが、その他のものについては、成分の表示義務が無いため、石鹸なのか合成洗剤なのかはっきり分からないのです。
そこで、犬・ネコ用シャンプーを市場調査してみました。
種類 |
薬用等 |
成分 |
特徴 |
イヌ用 |
動物医薬部外品 |
アミノ酸系・リンスイン |
フケ・カユミ |
ネコ用 |
薬用 |
アミノ酸系・リンスイン |
のみとり
(指定成分:アレスリン・殺虫剤(農薬)) |
イヌ用 |
動物医薬部外品
薬用 |
アミノ酸系・リンスイン |
のみとり
(指定成分:アレスリン・殺虫剤(農薬)) |
イヌ用 |
動物医薬部外品 |
表示なし・リンスイン |
のみとり
(指定成分:アレスリン・殺虫剤(農薬)) |
イヌ用
室内犬用 |
表示なし
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アミノ酸系・リンスイン |
低刺激 |
イヌ用 |
表示なし |
アミノ酸系・リンスイン |
毛ヅヤの輝き |
イヌ用 |
表示なし |
アミノ酸系 |
低刺激 |
今回調べた市販の「犬・ネコ用シャンプー」は、1つの製品を除き(記載なしのため)「アミノ酸系の合成洗剤」でした。
「室内犬用」として販売されていたシャンプーには、「アレスリン」(薬事法で人体に使用してはいけないとされている農薬。)は、含まれていませんでした。
室内犬は人間と接触する機会が特に多く、人間と生活空間を共有する点を配慮したのではないかと想像できます。
成分の内容がハッキリしないものより、「石鹸シャンプー」で洗ってあげましょう。
適度なお湯で体全体をしっかり濡らした後、石鹸シャンプーをつけてブラシで洗い、丁寧にすすぎます。
酸性リンスもしてあげて下さいね。
「石鹸・複合石鹸・合成洗剤(市販の犬・ネコ用シャンプー)」の内容成分比較


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