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石鹸 |
合成洗剤 |
種類 |
脂肪酸ナトリウム
(固形・粉石鹸)
脂肪酸カリウム(液体石鹸に使用)の
2種類しかない
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いろいろな種類がある |
原材料 |
油脂+苛性ソーダだけ
液体石鹸は油脂+苛性カリ
* 油脂・・・
豚脂・牛脂・羊脂、オリーブ・米ぬか
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石油
植物油 由来 |
作り方 |
その年によって、ばらつきがある油脂(植物油)を配合や職人の感でつくっている。 |
植物油をいったん高級アルコール(毒物がある)に変えてから合成洗剤にする |
メーカー |
その地方でとれた油分、水で作った石鹸は、その土地にあったものができる。
地域に根ざした石鹸作りはよいことだが、使い方を正しく使えば、問題ない
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どこの生産の油脂でも、均一にできる
ため、大量生産に向いている。 |
【エコ洗剤】
すべての合成洗剤には毒物がある。高いものから低いものまで、種類は非常に多い。
その中で、毒物の高いものに比べたら、多少毒が低いですよ、というものがエコ洗剤。
洗剤とかいてあるものは石鹸ではない。
◆家族の反対 黄ばみ、黒ずみ、臭い
どうして石鹸で洗濯すると「黄ばみ、黒ずみ、臭いなど」が発生するのでしょうか?
実は、「間違った石鹸洗濯」の仕方をしているケースが多いのです。
◆間違った洗濯方法とは 「 サッ ポイ ピッ 」
「サッ」 っと衣類を入れて
「ポイッ」 っと洗剤投入
「ピッ」 っとスイッチ
◆溶けない → とけのこりが出る → 洗濯そう裏の黒カビの原因
◆とけのこりをふせいで、黄ばみ、黒ずみ、臭いをふせぐ には?
「正しい石鹸洗濯の方法」を覚えましょう!
【衣類を入れる前に、石鹸をよく水に溶かす】
全自動
(国産メーカー) |
攪拌力が弱いため、石鹸をいれて、5〜12分(洗いだけのモードで)
攪拌する。(短縮するには、前の日にバケツ内で、水と混ぜて攪拌して
おき、一晩おいたものを使用) |
二槽式 |
5分程度 |
ドラム式
(国産メーカー) |
ドラム式は、たたきつけるので、衣類を入れて、その上から直接石鹸を
パラパラ振りかけるので良い。
(洗剤投入口から入れると、パイプがF字になっているため、石鹸が
どろどろになって、下に流れないため、投入口からは入れない)
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【石鹸は、必ず泡立つ濃度で使う】
※ |
最初の排水の直前まで泡だっていないと、泡がたたず白濁している状態で洗うと、
洗浄力がないため、黒ずみ、黄ばみ、臭いの原因になる。 |
・ |
泡がなくなると、(脂肪酸+金属石鹸)となる。 |
・ |
金属石鹸は、ごく微量であれば衣類にハリを持たす効果があるが、この白濁した状態では、
洗浄力はなくなっている。 |
・ |
合成洗剤の場合でも、同様にすると、洗浄力があがる |
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手順 |
コツ |
1 |
半分まで水を入れて、
洗剤(石鹸)を投入
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最初に石鹸を多めに入れる
(量が少ないと、黄ばみ、においの
原因となる)
最初は標準使用量の2倍
→1.5倍 →と減らしていって、
自分でちょうど良いところをさがす
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2 |
攪拌(各洗濯機の種類にあった時間)
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生臭さの原因は攪拌(かくはん)不足
温度不足・・・20℃以上の温度でよく溶かして使う
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3 |
衣類を入れて、水を足す |
水の代わりに、お湯やお風呂の残り湯を
利用すると石鹸が溶けやすくなります
(詳しくは下記を参照) |
4 |
泡が消えてきたら、液体石鹸を足す
と洗浄力(泡)が復活
(ペットボトルで
粉石鹸をよくとかしてもよい)
泡が復活したら、後は普通に洗う
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白濁した状態では、洗浄力が無いので、
必ず泡立った状態で洗うのがポイント |
皮脂汚れがちゃんと落ちれば、においは出ません。
「正しい石鹸洗濯」で汚れをキレイに落とし、
バクテリアは乾燥に弱いので、日光にあてればバクテリアは繁殖しません。
<残り湯が心配な人>
残り湯に酸素系漂白剤を 大さじ 1〜2杯程度入れる。
翌朝使用すると、水もアルカリに傾き、早くバクテリアが死に、臭いがなく美しく洗い上がる。
<お湯を使うことできれいになる理由>
皮脂=あぶら なので、温度が上がると柔らかくなり、加熱するともっとゆるくなり、
洗浄力は格段にUPする。
臭いが気になる場合は、お風呂の残り湯の温度を上げるとよい。
<よく溶かす>
石鹸洗濯になれていない場合、石鹸を多めに使い、泡だった状態で洗濯するのがコツですが、
その時、「よく溶かす」ことが大事。
よく溶けていると、すすぎが楽になります。
<部屋干しのコツ>
扇風機の風をまわして乾燥してあげれば大丈夫。
石鹸をよく溶かして、皮脂が残っていなければ、→水に多少バクテリアがいても乾燥で死ぬ
種類 |
無添加石鹸・純石鹸 |
液体石鹸 |
炭酸塩配合粉石鹸 |
用途 |
ウール・シルクなど
デリケートな衣類の
手洗いに |
普段の洗濯の泡を足すための補助剤として |
普段の洗濯機での洗濯 |
使用量 |
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水7〜6割
液体石鹸3〜4割 |
炭酸塩30〜40% 使用の
粉石鹸を選ぶ |
コスト
パフォー
マンス |
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×
量をいれないと
アワアワにならない |
○
生地がいたみやすい |
備考 |
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純石鹸に
別売の炭酸塩を
足す方法もある |
黄ばみをとる |
● |
(体操着など、化繊のものもOK)
○酸素系漂白剤 か
○炭酸塩のみの洗濯は1時間つけ込む →後に洗濯機洗い |
● |
化繊のものもOK)100℃になると、縮むので
バケツに50℃程度のお湯+酸素系漂白剤+衣類
一晩つけ込むと黄ばみがとれる。
(毛布などで、バケツにふたをすると、さらに効果UP) |
● |
煮洗い(木綿100%に限る)
1. |
鍋+水+粉石鹸
粉石鹸小さじ1〜2杯入れ(泡が立つ程度)、
よくとかし、火にかける |
2. |
衣類を入れる(ふきんやTシャツなど) |
3. |
酸素系漂白剤を入れる
アワがたつ |
4. |
長いはしなどで、よくかきまぜる
黒ずんだ菜箸や、木のヘラなどでまぜると、まぜているうちにシュワシュワの泡が出て、どちらもキレイになりますよ! |
5. |
よごれの様子をみながら出す。
最長でも煮込む時間は1〜2分程度で |
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ピンク化現象
(こうじ菌の繁殖によって、
生地がピンクになるもの) |
● 煮洗いでOK (煮洗いの仕方は、上記参照) |
ウール・シルクなどの
デリケートな衣類 |
● |
純石鹸・無添加石鹸で手洗い
よく泡立てる
☆いったん軽く脱水すると、すすぎがラクななる
(二層式は、脱水槽が小さいから、軽く押しておくと大丈夫
だが、ドラム式・全自動での脱水は、
いたみやすいため、
バスタオルでくるんで脱水・すすぎの時も、バスタオルで
つつんで) |
● |
アルカリウォッシュで洗う
炭酸塩よりPHが低く、マイルドな仕上がり。
つけおき洗い。やさしく押し洗い。 |
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よく、合成洗剤から石鹸洗濯にかえると、黒カビがでてきた場合、
「石鹸が黒カビの原因」と勘違いされる方がいます。
本当は、合成洗剤で落ちなかった、洗濯槽の裏の黒カビが、
洗浄力のより強い石鹸によって落ちているのです。
石鹸を使って、一月に一度、洗濯槽の裏の黒カビを落としてあげましょう。
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1. |
洗濯槽に、50℃くらいの温度のお湯を高水位入れます。
(注:使用説明書で、事前に洗濯槽の耐熱温度を必ず確認してください) |
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2. |
酸素系漂白剤を、景気よくどっさり(500g〜1kg)入れます。 |
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3. |
「洗い」のみを選び、5〜6回繰り返しまわします。 |
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4. |
そのまま1晩おき、翌朝もう1度「洗い」コース
ふたを開けてびっくり!大量の「ピロピロワカメ」がういています。
排水して、脱水します。 |
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5. |
水を入れて、まわします |
【臭いの取れない衣類を一緒に】
どうしても臭いがとれない衣類を、この洗濯槽の掃除の際、一緒にいれておくと、
漂白でき、黒カビもとれます。
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会場に来ていたお客さんから質問 |
質問に答える赤星たみこ先生 |
Q. |
煮洗いは、炭酸塩ではダメですか? |
A. |
酸素系漂白剤の方が発泡して汚れを落とすので、酸素系漂白剤の方がよい。
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Q. |
トロトロ石鹸が、だまだまになったり、とけのこりが出ますが、コツは? |
A. |
(1)粉石鹸+お湯を少しずつ入れて、練ってつくる。
(2)時間をおく。
(3)温度を手でさわれるくらいにしておき、手でだまだまをつぶす。 |
Q. |
洗濯後、衣類に石鹸かすが残ります。
(現在の洗濯状況 ・・・攪拌はよくしている。お湯の温度適温。全自動) |
A. |
衣類が多すぎる場合 → 衣類が洗濯槽の中で泳ぐくらいの量にしてみる。
それでもカスが残るなら → 炭酸塩のみで洗濯する。
煮洗い → 衣類に残った合成洗剤をおとす効果もある。 |
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上記の内容はレポートですので洗濯・掃除などの詳しいご質問にはお答えしかねますのでご了承下さい。 |